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うちは共働きで、長い時間ケージでお留守番させることが多いです。「かわいそうかな」「長時間でも大丈夫かな」と思ったこともありました。
この記事では、同じように悩んでいる方に向けて、ケージを使ったお留守番の考え方と工夫をまとめました。
この記事のまとめ
- 犬にとって、体に合ったケージは落ち着いて休める場所になりやすい
- 成犬でも、お留守番は長くなりすぎないように。長くなる日は、ペットシッターや自動給餌器などを使う
- ケージはトイレと寝床を分けられる広さのものを選び、窓際やエアコンの真下は避ける
- 帰宅したら、興奮させずに落ち着いてからあいさつする
ケージは「かわいそう」なのか
「狭いところに閉じ込めるのはかわいそう」と感じるのは自然なことです。ただ、それは人の感覚で考えているところもあります。
犬は、背中を壁に守られた、体に合った広さの場所で落ち着きやすいといわれます。広い部屋にひとりでいると、物音や気配に反応して、かえって休めないこともあります。
ケージには、事故を防ぐ役目もある
お留守番中のリビングには、思わぬ危険があります。
- 誤飲:ティッシュ、観葉植物、電気コードなどをかじる
- 脱走:雷などの音に驚いて、パニックになる
- 災害:地震で家具が倒れる、ガラスが割れる
ケージは、こうした事故から犬を守るためのものでもあります。
普段からケージに慣れておくと、災害で避難するときにも、犬が落ち着いて過ごしやすくなります。ペットの防災については、こちらの記事にまとめています。
犬はどれくらいお留守番できる?
年齢によって、無理のない時間は変わります。下はあくまで一般的な目安です。
| 年齢 | 目安 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 子犬(生後3〜6か月) | 短め(数時間まで) | トイレを長く我慢できない。できるだけ短く |
| 成犬(1〜7歳) | 日中の勤務時間くらいまで | 長くなりすぎないように。トイレに行ける環境を |
| シニア犬(7歳〜) | 短め | トイレが近くなる。体調の急な変化に注意 |
子犬やシニア犬の時期は、家族で協力したり、ペットシッターを頼んだりして、できるだけ短くする工夫が必要です。
長さと同じくらい大事なのは「よく休めるか」
成犬は、1日のうち長い時間を寝て過ごします。お留守番の間、落ち着いて眠れる環境があれば、犬の負担は小さくなります。
半日以上になる日は
どうしても半日以上になる日は、次のような方法を考えてみてください。
- ペットシッター:途中で散歩やトイレを頼む
- 自動給餌器:お昼に少しフードが出るようにして、空腹の時間を短くする
- スマート家電:エアコンを外から操作して、室温を保つ
トイレを長く我慢させるのは、体に良くありません。必ずトイレに行ける環境を作ってください。
ケージの選び方
トイレと寝床を分けられる広さ
犬は、寝床を汚すのを嫌がります。狭いケージにトイレとベッドをくっつけて置くと、トイレを踏まないと寝られず、ストレスになります。
- 広さ:トイレと寝床を分けて置ける広さ
- つくり:トイレと寝る場所を仕切れる「サークル」や「ルームタイプ」
屋根があると安心
トイプードルのようにジャンプが得意な犬種は、サークルを飛び越えてしまうことがあります。
- 脱走を防ぐ:飛び越えやケガを防ぐ
- 落ちてくる物から守る:地震のときなど
- 落ち着ける:上から布をかけると、まわりが見えにくくなって安心しやすい
素材の違い
| 素材 | 特徴 | 向いている犬 |
|---|---|---|
| 木製 | 部屋になじむ。おしっこがしみこみやすい | 落ち着いた成犬 |
| 金属製 | 丈夫で壊されにくい。重い | 噛むくせがある犬、力の強い犬 |
| プラスチック製 | 丸洗いできて衛生的。さびない | きれいに保ちたい人 |
噛むくせがある子は、丈夫な金属製を選ぶと安心です。
ケージの置き場所
避けたい場所
- 窓際:日差しで暑くなる、冬は冷える、外の人に吠えやすい
- エアコンの真下:風が当たり続けて、体調をくずしやすい
- ドアの近く:人の出入りで落ち着けない
おすすめは、リビングの隅
壁を背にできるリビングの隅がおすすめです。家族の気配は感じられて、でも人の目が直接届きにくい場所です。テレビの真横は、音や光が気になるので避けましょう。
ケージの上に天板があるタイプなら、物を置く台としても使えて、部屋が狭くなりにくくなります。
お留守番を楽にするグッズ
コングで退屈を減らす
お留守番で一番の敵は「退屈」です。知育おもちゃのコングに、フードやおやつを詰めて渡すと、時間をかけて取り出すのに夢中になります。前の晩に凍らせておくと、さらに時間がかかります。
「出かける=コングがもらえる」と覚えてくれると、出かけるときの不安も減りやすくなります。
おもちゃの選び方は、成犬の留守番おもちゃおすすめ10選にまとめています。
見守りカメラ
外から様子を確認できると、飼い主の安心にもつながります。寝ているか、いたずらしていないか、体調に変わりはないかを確かめられます。温度計つきのものなら、エアコンの調整が必要かも分かります。
カメラから声をかけると、飼い主を探して落ち着かなくなる子もいるので、様子を見ながら使ってください。
自動給餌器
お留守番が長いと、空腹の時間が長くなりすぎることがあります。自動給餌器でお昼に少しフードが出るようにすると、空腹の時間を短くできます。
選び方は、共働き家庭の成犬用自動給餌器おすすめ5選にまとめています。
ケージなしでお留守番させたいとき
いつかはケージなしで過ごさせたい場合は、次の3つができてからにしましょう。
- 部屋の安全:床に物を置かない、電気コードを隠す、キッチンにはゲートをつける
- トイレ:人がいなくても、決まった場所でできる
- いたずらをしない:家具や壁を噛まない
まずは短い時間から試して、カメラで様子を見ながら少しずつ延ばしていくのが安全です。
帰宅したあとの接し方
帰ってすぐは、静かに
帰った瞬間に「寂しかったね〜!」と大はしゃぎで撫で回すと、犬が興奮しやすくなります。
- 帰ってすぐは、着替えなどを済ませて、犬が落ち着くのを待つ
- 落ち着いたら「ただいま」と声をかけて、なでてあげる
「飼い主が帰ってくるのは当たり前」と感じてもらうことで、お留守番の不安が減りやすくなります。
一緒にいる時間を大切に
平日のお留守番が長くても、帰ってからや休日にしっかり向き合えば大丈夫です。
- 散歩:においを嗅ぐ時間をたっぷり取る
- 遊び:引っぱりっこやボール遊び
- お手入れ:ブラッシングやマッサージ
忙しい時期は、犬の幼稚園やペットシッターに頼るのもひとつの方法です。
よくある質問
Q. お留守番中にずっと吠えているようです
外の景色や物音に反応しているのかもしれません。ケージに布をかけて、まわりが見えにくいようにしてみてください。テレビやラジオを小さな音でつけておくと、外の音がまぎれることもあります。
Q. 帰るとトイレを踏み荒らしています
ケージが狭くて、トイレを踏まないと動けないのかもしれません。トイレと寝床を離せる、広めのサークルを考えてみてください。
Q. ケージを噛んで壊したり、脱走しようとしたりします
丈夫な金属製のケージに替えて、屋根をつけてください。噛みたい気持ちを満たせるよう、丈夫なおもちゃ(コングなど)を入れておくのも効果があります。
Q. お留守番中のエアコンはどうすればいい?
夏と冬はエアコンを使いましょう。室温の目安は22〜26℃前後です。サーキュレーターで空気を回したり、遮光カーテンを使ったりすると、効率よく温度を保てます。
Q. 多頭飼いなら、同じケージでもいい?
仲が良くても、狭いところに長い時間一緒にいると、ケンカやケガの原因になります。基本は1頭に1つのケージを用意してください。
まとめ
- 体に合ったケージは、犬にとって落ち着いて休める場所になりやすい
- トイレと寝床を分けられる広さを選び、リビングの隅に置く
- お留守番が長くなる日は、コングや自動給餌器、ペットシッターを使う
- 帰ったら、落ち着いてからあいさつする
ケージは閉じ込める箱ではなく、飼い主が外でがんばっている間、愛犬を守るための場所です。「行ってきます」と笑顔で出かけて、帰ったら「ただいま」となでてあげてください。
お留守番グッズをまとめて見たい方は、成犬の留守番グッズおすすめ5選もどうぞ。



